南インド② 国の勢いを見せつけられる










3日目、Paravurのリゾートホテルから、Alleppeyにタクシーで移動です。
ここでついに、これまでSNSでやり取りしていたタクシー手配師Aさんが自らドライバーとして登場。
Alleppeyの宿まで送迎してくれました。

途中、道端で売っているヤシの実を買おう!との提案で立ち寄りました。
ヤシの実ジュースは、甘いのではと思っていましたが、意外なほど無味でした。


割って果肉も食べましたが、それもほぼ無味でした
Alleppeyの宿は、Booking.comで予約した個人宅のホームステイです。
ご夫婦、お子さん、おばあちゃんが住んでいる小ぎれいな邸宅の1室をお借りしました。
ホットシャワー、トイレあり、1泊朝食付で、日本円で4000円弱でした。

初日から冷房付きのタクシーで快適移動をしていた私。
道すがら見かける公共のバスにチャレンジしてみたい気もしましたが、灼熱の中、エアコンなし、混雑の予想できない状況では、短期間の移動にはデメリットが大きいと考え断念しました。

Alleppeyといれば、バックウォータークルーズ!
水郷地帯の湖や川を貸し切りのハウスボートで、1泊、2泊しながらゆっくり楽しむプランがツアーにはよくあります。
こういうプランでは、船主のほか、コックさんが同行して料理をふるまってくれますので、もちろん値が張ります。
私もバックウォータークルーズはしてみたかったのですが、1人でハウスボートを貸切るのは、豪華すぎる上、寂しすぎる~と感じていました。
そんな中、タクシードライバーさんの提案で、SHIKKARAというハウスボートのミニチュア版に乗船することに。
タクシードライバーさんが知り合いの船主に連絡を取り、時間貸しにしてもらいました。
ハウスボートよりは安価に船旅を楽しめます。



2時間半程度の船旅を楽しんだのですが、ここでちょっと考えさせられる出来事がありました。
この船旅は、1900₨(日本円で約3400円、1₨=1.8円)。
タクシー運転手さんのマージン入りと思われますが、決して安くない値段と感じていました。
手持ちの現金も枯渇しつつある私は、2,000₨を払い、おつりをもらおうとしたのですが、ボートを出してくれた人にとっては100₨は当然チップでくれるよね?という感覚だったみたいです。
最終的に100₨を返してくれましたが、何となく気まずい雰囲気に。
タクシー運転手さんいわく、「彼らは貧しいから、チップを期待しちゃっているんだと思う。」と。
チップをケチった日本人と思われるのも何だかと思い、戻って運転を手伝っていた男の子(年齢15,6歳くらい?)に100₨を渡しました。
改めて少年の姿を見ると、履いていたジーンズには、ほころびが目立ちました。100₨のおつりをしっかりもらおうとした自分が何だか無性に恥ずかしくなったのでした。

夕暮れにタクシードライバーさんに海岸に連れて行ってもらいました。
そこには、おびただしい数の若いカップル、親子連れ、友人同士の集まりなど。
とにかく若いインド人しかいないのです。
日曜の夕方に、車に乗ってみんなで夕日を見に来て、波打ち際ではしゃぐ姿は、かつての貧しい国インドのイメージとはだいぶかけ離れた光景でした。
中高年らしき人をほとんど見かけません。
ビーチという場所柄とも思いますが、これが日本の海岸なら全く違う光景な気がします。
この若い人たちが、成人して国の内外で働き、消費し、巨大な市場を形成しているわけです。
これぞ今や、世界で人口ナンバーワンの国のパワー!
いろいろ課題はあるけれど、インドの未来像は明るいはず!
国の勢いの違いを強烈に見せつけられました。
南インドで絶品ビリヤ二を食べる








4日目にアレッピー(Alleppey)からコーチン(Cochin)まで、お世話になったタクシー手配師Aさんの運転で移動しました。
Cochin観光といえば、チャイニーズ・フィッシング・ネット。
中国式の魚獲り網で、数百年続く伝統の漁法だそうです。
今や漁業というより、観光的な雰囲気が漂っています。

Alleppeyでは南インドの家庭的な雰囲気の中でホームステイしました。
そしてCochinでは、雰囲気の良さそうな高級路線のホテルに滞在。
今回の旅では、1泊ごとにコンセプトを変えています。
宿泊したのは、Eighth Bastion - CGH Earthというホテル。
12,165円位(7,560₨)でした。
緑も多く、部屋も広く、珍しくバスタブまでついていました
(ただし、お湯はぬるくて結局シャワーしか使わず)



到着時にお腹がすきすぎて、この宿のレストランでビリヤ二を頂いたのですが、私がこれまで食べてきたビリヤ二の中で1,2を争う美味しさでした。
とにかく食感がふわっとしていて、ご飯が美味しい!!
量がありましたが、しっかり完食しました。
昼食後、このホテルから徒歩圏内のケララ カタカリ センターに出向き、
夕方からの南インド伝統舞踏のカタカリダンスと、伝統武術カラリパヤットのデモンストレーションのチケットを事前に購入。
しばらく周囲を散歩してから、再びセンターに戻りました。



ダイナミックな動きで、キレキレの技を見せてくれました。
カタカリダンスとカラリパヤットのデモンストレーション後、徒歩で宿まで戻りました。
合気道を長年稽古している私、カラリパヤットには、特に興味津々でした。
アクロバティックな動き、剣などを使ったデモンストレーションは迫力がありました。
快適な宿でゆっくりしたい気持ちもありましたが、翌朝は朝5時30分タクシー運転手さんとロビーで待ち合わせの早朝移動。
モーニングビュッフェを楽しめなかったのが残念でしたが、早朝出発のことをホテルの方に伝えたら、パンとバナナ、ジュースなどの軽食を出発時に用意してくれていました。
明日は早朝出発で、ムンナール(Munnar)に向かいます。
南インドの避暑地 ムンナール













5日目の早朝、5時30分ホテルのロビーで運転手さんと合流し、Cochin(コーチン)からMunnar(ムンナール)へタクシーで移動しました。
ムンナールについては、当初は訪問予定はなかったのですが、旅行前にChatGPTで、南インドの旅先としておススメに出てきて気になっていました。
ムンナールは、かつて英領インド時代に駐屯地兼避暑地であった丘の町で、19 世紀後半にできた茶畑が点在する丘陵に囲まれています。
『地球の歩き方』にも掲載がなく、インターネットで調べる限り、限られたバスの本数かつ数時間はかかるというアクセスを考えると、短期間の旅では盛り込むことは難しいと断念していました。
ところが現地でお世話なったタクシー手配師兼ドライバーAさんに、コーチンは半日もあればだいたい見どころを抑えられるから、ムンナールに日帰りで行くのはどうかと提案を頂き、行くことになりました。


出発時、激しめの雨が降っていてどうなることか思いましたが、途中で降りやみほっとしました。
道すがら、滝を見学。
そして、目の前に象送迎中の車が現れ、慌ててシャッターを切る私。


人生ではじめて見る衝撃の光景に慌ててシャッターを切る私。
その後、ハーブ園を見学。
ハーブ園で1時間ほど、もの静かな中にもハーブへの愛を感じるおじさまにマンツーマンでハーブのあれこれを教えていただきました。
あまりに丁寧に教えていただいたので、最後に少しチップをお渡ししようとしたら、「私はこの園から給料をいただいていますので」と遠慮され、その紳士っぷりがとても好印象!
「少しですので」と食い下がって最後は受け取ってくださいました。
ハーブ園では、オプション料金で象に乗るアクティビティがあり、参加。
先ほど送迎中の象はこのハーブ園の象だったのかもしれません。
象さんは穏やかに私を運んでくれました。




エラビクラム国立公園では、園内をバスで移動します。
行きは外国人向けの高いチケットだからかすぐ乗れ、バスを降りると茶畑が眼下に広がり雄大な風景を見ることができました。
ただ、何だか天気が怪しい。
遠くで雷鳴が聞こえ、今すぐにでも雨が降り出しそう。
でもせったく来たのだからと、園内の奥地へ足を進めました。
その後、キターーーーーー!そこからの集中豪雨!!!

着ていた雨合羽では到底防ぎきれない大雨で服も靴もびしょ濡れになり、小走りでバス乗り場に向かいました。
するとそこにはバス待ちの長蛇の列。
帰りは外国人切符の優遇措置はない模様。
後ろのおばさまに微妙に押されながらバスを待つこと30分ぐらい。
やっとバスに乗って園内入口に戻り、タクシー運転手さんと合流です。
あー、びしょ濡れ過ぎてビーサンに履き替えました。
その後、車でKalari Kshethraに移動、伝統舞踏カタカリダンスと伝統武術カラリパヤットのデモンストレーションを見ました。
こちらのカラリパヤットのデモンストレーションは後半から火を使うワイルドなもの。火の輪くぐりや、熱く燃える棒を振り回し大迫力でした。
入場料もCochin市内よりかなり割安でした。http://kalarikshethra.com/index.php



最後には武器を貸し出してもらい出演者の皆さんと写真撮影ができる時間があり、私も記念に撮影してもらいました。
そしてここからコーチン空港近くのホテルまで3時間半くらいの移動。
ムンナールの日帰り旅の感想は、正直移動が長く強行軍すぎて、やはり1泊はしたかったのが本音です。
でも、行かなければ体験できなかったことがいろいろできたので良かったことにします。
明日は、飛行機でトリヴァンドラムに戻ります。

