ウズベキスタンの旅⑤ 絶景とスリル・怖いハプニング・トイレ事情










タシケント発、山と湖を訪れる、アミルソイ、チムガン、チャヴァク探索1日マウンテンツアーに参加しました。
日本でViatorというサイトを通じて事前に予約していきました。
山岳リゾート、アミルソイへ
集合は朝8時、ウズベキスタンホテル前。
参加者は16名ほどで、お聞きした限りでは、フランス、ハンガリー、シンガポール、韓国、中国、
そして日本人は私を含めて2名(もう一人は20代の男性)、他に国名はお聞きしませんでしたが、欧米系の方が少し多めでした。
国際色豊かで、説明は英語でした。
置いて行かれては困るので、集合場所と時間だけは間違えないように、ガイドさんや周りの方に確認しながら参加しました。

途中、ドライブイン的なところで、軽食を頂きました。
ほうれん草のパイとレモンティーが美味しかったです。
これはツアー料金に含まれていたようです。

最初の目的地は山岳リゾート「アミルソイ」。
近代的なロープウェイで、標高2290メートルまで上がります。
キルギス国境の山々が見え、眺めは壮大。
軽くトレッキングして、澄んだ空気を味わいました。


集合時間が心配で30分前に戻ると、まだ誰もいなかったので、近くの丘に登ってみたら……牛やヤギ?のフンだらけ(笑)。
でも景色は最高でした。

ちなみにロープウェイは往復25万スム(約3,250円)。
55歳以上はシニア割引になるそうです。
ウズベキスタンでは平均寿命が日本より約10歳短いので、「50代半ば=シニア」という感覚なのかもしれません。

ランチはウズベク料理
その後はウズベク料理のランチ。
それぞれ好きなものをオーダーするスタイルで、私はプロフとビーツのサラダ、そしてお茶を。
味は美味しいけれど、少し油が重めでした。

チムガンへ
次はチムガンへ。
馬に乗る人たちと、リフトで山頂を目指す人に分かれ、私はリフト組に。
これが想像以上に怖かった……!
安全バーも簡素で、日本なら確実にNGレベルなような。
一緒に乗った欧米系の女性は、帰りは「怖い。乗りたくない」と泣きそうになっていました。
私もスマホを取り出すのがやっと。
落ちたら確実に死んでしまうと思いました。
頂上は冷たい風が吹き、慌ててダウンを着込みました。

チャヴァク湖
最後はチャヴァク湖へ。
夕日が水面に映えて、とても綺麗でした。
写真映えスポットが多く、皆それぞれに撮影タイム。
韓国からの旅行者と話が弾み、日本を訪れた時の写真をたくさん見せてくれました。

帰りのトラブル
夕暮れの中、ツアーバスでウズベキスタンホテルまで戻りました。
各宿への送迎もあったようなのですが、時間がかかりそうだったので、私は自分で配車アプリYandexで車を呼びました。
途中、運転手さんが警察に止められて何か違反を切られた様子。
少しハラハラしましたが、数分で戻り無事到着。
ドライバー評価がやや低めだったのも納得です。
ウズベキスタン最後に、壮大な自然に触れられて忘れられない一日になりました。
最終日、穏やかな時間と、空港での怖いハプニング









旅の最終日は、タシケントの宿で朝からゆっくりとした時間を過ごしました。
朝ごはんをのんびり味わいながら、「ここに戻ってきてよかった」と思う宿。
このゲストハウスには、旅の初日と最終日を合わせ4泊しました。
中庭がとても落ち着いていて、ご家族で切り盛りされている温かい雰囲気。
おばあちゃん、お母さん、息子さんが分担しながら働く姿に、なんだかほっとします。

せっかくなので12時のチェックアウトまで、お茶を飲んだり荷物を整理したりしながらゆっくり過ごします。
荷物を預けて、さてどこに行こう。
工芸博物館へ
本当は歴史博物館に行きたかったのですが、残念ながら一時休館中。
代わりに地下鉄でウズベキスタン工芸博物館(ウズベキスタン応用美術博物館という表記もあり)へ向かいます。
コスモナウトラル駅から徒歩10分ほど。
Googleマップに案内された道には横断歩道がなく、少し怖かったので横断歩道のある道まで戻りました。
内務省の前を通りかかると、重厚な建物に少し緊張感を覚えます。

博物館は、ウズベキスタン各地から集められた陶器や絨毯、衣類などが展示されていて、どれも手仕事の美しさに見惚れました。
建物自体も1907年建造のロシア公使の私邸を利用しているとのことで、内装も素晴らしかったです。


スーパーめぐりと、タシケントシティモール
博物館をあとにして、帰り道で見つけたスーパーに立ち寄りました。
いくつかお土産用にお菓子を購入。
「シティモールのスーパーより安いかな」と思ったけれど、結果的にはそうでもありませんでした。
地下鉄でアリシェル・ナヴォイ駅まで2駅移動。
タシケントの地下鉄は1回1,725スム(約22円)ほどで、気軽に使えました。
タシケントシティモールのスーパーは、成城石井のような少しおしゃれな雰囲気。
陳列も丁寧で、ほこりを拭きながら並べている姿に他のお店とは違う高級店のサービスを感じました。
ウズベキスタンで初めて見かけたセルフレジもあったのですが、使わずに普通のレジへ。
お菓子を少し買い足し、思いつきでスーパーからstand.fmでライブ配信もしてみました。

音声配信アプリstandFM
#1279 ウズベキスタン🇺🇿のスーパーからLive
https://stand.fm/episodes/68ff58350f9e8c8b2a9ee441
空港での怖かった出来事
18時過ぎに宿に戻り、預けていた荷物をピックアップ。
お世話になった宿のお兄さんにお礼を伝え、配車アプリYandexで空港へ向かいました。
空港は混雑していて、私の乗る便にはウズベキスタンの競技団体らしき男性たちの姿ですでに長い列ができていました。

今回は韓国系のLCCティーウェイ航空利用。
できるだけ横になりたかったので、あえて後方の通路側の席を800円で事前指定しました。
無事にその通りの席が発券されてほっと一息。
出国審査も問題なく通過した――と思ったら、荷物検査で呼び止められます。
女性係員に「もう一度入り口へ戻れ」と言われ、入口で待つこと数分。
「何か問題がありましたか?」と英語とロシア語アプリを通じて聞くも無視され、にわかに緊張が走ります。まずいものを入れた覚えはないのですが。。
電話が鳴り、男性係員から「一緒に来い」と促されます。
そしてパスポートを別の係員に預けるように言われ、階段を下りて薄暗いエリアへ。
降りていくと検査場のようなところがあり、そこでキャリーを開けるよう女性係員に命じられ、一緒に中を確認。
原因はまさかの自撮り棒。
どうやらカメラで武器のように見えたようです。
誤解が解けて、手書きのノートにサインをして、地上へ戻り係員からパスポートを返してもらい、一件落着。
緊張感漂う様子にここは旧共産圏の国、まさかのトラブルで問題になったらどうしようかと一瞬焦りました。
ウズベキスタンでは自撮り棒はあまり一般的ではないようです。
仁川経由で帰国へ
無事に搭乗し、仁川経由で帰国の途へ。
今回利用したティーウェイ航空では、トランジットが半日と長かったからか、仁川空港のラウンジの利用が無料でできるクーポンが配布されており、ありがたく朝食をいただきました。
その後、横になれる昼寝ルームで一時間ほど仮眠。


ゲートへ向かうと人影がまばらで、ふと掲示板を見ると「ゲート変更」の赤い文字が見え、あわてて移動しました。
仁川空港から成田便は、若い方々でほぼ満席。
2時間弱のフライトを経て、無事成田空港に到着し、2週間にわたるウズベキスタンの旅が幕を閉じました。
ウズベキスタンは、旧ソ連から独立して30数年と若い国です。
平均年齢は20代後半だそうで、40代後半の日本と比べると、どこに行っても若い方の姿ばかりで、国の勢いを随所で感じる旅になりました。
ウズベキスタンでは、たくさんの方々にお世話になり、思い出深い楽しい旅ができました。
お世話になった皆様、また本ブログを読んでくださった皆様、ありがとうございました。
旅のリアルはトイレにあり? ウズベキスタンのトイレ事情






楽しい思い出とともに、思いがけず印象に残ったのは「トイレ事情」でした。
そこで今回は、ウズベキスタンのトイレ事情をお知らせします。
ウズベキスタンのトイレは、使った紙を流さずにゴミ箱に捨てるのが基本です。
水資源が貴重な二重内陸国(海に出るためには最低2回、国境を越える必要がある国)で、水圧が弱く、配管も細いので、多くの水を流すことが難しいのだ思われます。
最初は戸惑いましたが、「ここで詰まらせては大変」と思い、備え付けのゴミ箱に捨てるルールに素直に従いました。


公共トイレはほぼ有料で、だいたい3,000〜5,000スム(日本円で38〜64円ほど)。1,725スム(22円)で首都タシケントの地下鉄に乗れることを考えると、乗車運賃より高いトイレ代です。
有料トイレの使用には、2,000スム札や5,000スム札などの小銭が必要。
ところが、財布の中にあるのは両替した10万スムや5万スム札ばかり。
買い物などでこういう大きい札を出すと「もっと細かいのはないの?」と言われたり、「お釣りがない」と断られてしまったり。
結局、貴重な小銭を出さざるを得ず、どんどん減っていくのです。
そのときふと思いました。
これ、まるでトランプのカードを切るみたいだなと。
どの札を出すかで、“次のトイレに行けるかどうか”が決まる(笑)
旅の通貨事情って、こんなにスリリングだったっけ?と苦笑しました。

宿泊施設もあるからか、想像よりOKな感じでした
一方で、新しいモールや一部の博物館のトイレは無料で、驚くほど清潔なところも。
「ここが同じ国?」と思うほどピカピカな場所もありました。
トイレットペーパーは日本より総じて厚手で、薄手の段ボールに近い質感のものから、キッチンペーパー的なものまで、場所により品質に違いを感じました。
最初は「おぉ…!」と思いましたが、使っているうちに「これはこれでアリ!」と感じるようになりました。
ただし、紙が備え付けられていないトイレもあるので、ポケットティッシュは必携です。
今回はなるべく綺麗そうなトイレを選んで入ったこともあり、全体的には清潔に保たれている印象でした。
和式と洋式が併用されており、バザールなど庶民的な場所のトイレほど和式率が高まる印象でした。
和式は態勢が辛いので、出先では洋式のトイレを探して使っていました。
同じウズベキスタンでも、場所により事情がかなり違うのかもしれません。

未使用時は、ゴミ箱がドアに挟まれていました
どんなに立派な建物や絶景を見ても、トイレ事情が厳しいと心から旅を楽しむことは難しいもの。
トイレを制する者は旅を制する。
その国の“当たり前”を知り、受け入れることこそ、旅を楽しむコツなのかもしれません。


